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近年彗星の如く出現し業界で注目のルワンダ。 ルワンダは赤道直下にある中央アフリカの内陸国で、人口約900万人、四国の1.5倍ほどの面積の小さな国です。 もっとも低い場所でも標高1000mの高原にあり「千の丘の国」と呼ばれるほど丘陵の多い土地です。 降雨量も多く、緑豊かな美しい土地では、コーヒーとともにお茶の栽培も盛んです。 |
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<ムヨンゲ・ウォッシングステーション> トゥザレム・カワ生産者組合のムヨンゲ・ウォッシング・ステーションはルワンダの首都キガリから車で約2時間、ゴリラで有名なルヘンゲリ近郊にあります。 |
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←左の写真はパルピングマシーン このステーションに標高1800−2000メートル近辺の1700の農家からコーヒーが持ち込まれ、精製方法を フルウォッシュドでの時間をかけたやり方で行っております。 このステーションのパルピングから天日乾燥までの流れ 1) パルピング 2) ドライファーメンテーション 12時間 (足で揉む) 3) ウェットファーメンテーション 16−19時間 (発酵タンク) 4) ソーキングタンク 20〜28時間 (表面を洗う) 5) スキンドライ (表面の水を切る) 6) サンドライ (ドライテーブルで天日干し) |
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←左の写真はファーメンテーションタンク ウェットパーチメントに仕上げるまでに最長59時間も要しているほど丁寧に作っています。 豆そのものの品質もさることながら、この丁寧な作り方がいい味を生み出すのでしょう。 |
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コーヒー栽培は、政府の外貨獲得政策の輸出農産物として、植民地時代に各農家70本の木を育てることを義務付けられたことに始まります。 今でも大農場に雇われるのではなく、各農家がそれぞれの土地でコーヒーを育てて居り、完熟の実を手摘みして、地域のウォッシングステーションに持ってくる。 完全洗浄した生豆を1粒1粒手で選別する。 作業をする人たちもみな、どこか楽しそうなのです。 ルワンダ人の大部分を占める農民は働き者。 茅葺小屋は清潔で中庭は、塵一つ落ちていない。 コーヒーの品質の良さは、豊穣な大地だというだけの理由ではない気がしてきます。 アプリコットや杏を彷彿させる、甘いマイルドないい香り。 口に含むとさらにマイルドな香りが口に広がり、コーヒーというより、果汁を飲んでいるかの様な感覚。 アフターテイストには、他のコーヒーにはない、心地いいカカオの様な香りが残ります。 |
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