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●カメルーン共和国は アフリカ・ギニア湾の最奥の海岸から、チャド湖にまで達する南北に長い国です。 全体に山がちで火山も多く、沿岸部のカメルーン山は標高4070m。 中央部を東西に走るアダマワ高原を境に南と北では自然条件が大きく異なります。 南部のサナガ川流域は熱帯雨林の高原、北部はステップの低平な高原が広がっています。 沿岸地域と南部は高温多雨、中部はサバナ気候、北部は高温乾燥のステップ気候。 南部では南西モンスーンの吹く3〜10 月が大雨季となり年間降水量は4000mmを越える。1〜2月が乾季。中央部では8〜10月に多量の雨が降り、11〜3月、6〜8月の2度の乾季があります。 産業の主体は農業で、労働人口の70%以上が従事しています。 カカオとコーヒーが主要作物で、綿花、タバコ、バナナなども栽培されています。 豊富な熱帯雨林を伐採する林業も重要で、近代的な漁業も盛んになりつつあります。70年代に海底油田が発見され、輸出額の半分以上を占めるようになり、金・ボーキサイトなどの鉱産にも恵まれ、アルミニウム製錬が行われています。 |
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●カメルーン(ジャバロングベリー) 有機栽培 小規模農家の人々が設立したカプラミ生産者共同組合のロングベリーです。 1913年にドイツ人によってアラビカ種が持ち込まれました。 その種の起源はジャワ島やジャマイカのブルーマウンテンだそうです。 カメルーンといえばロブスタ。総輸出量は150万袋相当。その85%がロブスタです。20%のアラビカは主にドイツやフランスへ輸出されています。 アラビカ種はジャワ島やジャマイカのブルーマウンテンの種だそうですから、まず間違いなく昔ながらのティピカです。 Dschang(チャン?)の農業試験場で栽培されたアラビカ種は西部高地の生産者によって周辺地域に広まっていきました。1980年代後半から1990年代半ばにかけてカメルーンのコーヒー産業は崩壊寸前まで追い詰められました。 コーヒー価格の下落と政府の農業支援廃止により農民はコーヒー生産を放棄したのです。 それからほぼ10年。農民はコーヒーを持続的農作物として見直しはじめ、政府の援助なく、全くの自然農法によって作りはじめたことにより復活を遂げたのです。 ”カメルーン ジャバ・ロングベリー”は、ブルーマウンテンとの品種との繋がりもあってか、まるで、ブルマンそのものの風味に、キリマンジェロなどにも代表されるようなアフリカ産コーヒー豆独特の深い酸味も兼ね揃えた、「いいトコ取り」なコーヒーといった印象です。 |