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世界遺産に登録されているティカルやキリグアなど、マヤの大遺跡で知られるグアテマラ共和国は、マヤ系の先住民が半数を占め、色彩豊かなウイピル(貫頭衣)やコルテ(直線裁ちの巻きスカート)を身に着けて生活するその存在そのものが芸術の様だと云われています。 海岸部を除くと、大部分が山地からなり、気候は熱帯性。首都の年平均気温は20℃と、年間を通じての変化は少なく 高地は熱帯性ながら温順な気候です。 しかし高原地方では氷点下になる事もある一方、海岸地方では最高37℃にも達します。一般に夜間はかなり涼しくなります。雨季(5月-10月)の中央高原地方では、午後あるいは日が暮れてからほどんど毎日降雨が有る一方、乾季にはほとんど雨がありません。こういった気候がグァテマラのコーヒーの味を作っているのでしょう。 グァテマラの豆の等級は標高によって格付けされます。 SHBはストリクトリー・ハード・ビーンの略で標高4500フィート(約1370m)以上で採れた最優良品を意味します。 深緑色の中粒で、フルーティな香りと濃厚なボディを有し、シャープな酸味に特徴があります。 |
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農園主:ドミンゴ・リマ |
エル・チロルの看板 |
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エル・チロル農園の標高は約1350m。敷地面積は330ヘクタール。 年間降雨量は平均2500mm。これは比較的乾燥した降雨量の少ないアンティグア地方の倍以上です。 現在この農園を管理するのはマネージャーのウィリアム・ウォルター氏。 彼はカッパー(コーヒー鑑定士)でもあり、この農園で生産されるコーヒー豆の品質管理責任者でもあります。 グァテマラの収穫時期は地域により異なりますが大体12月〜4月に行われます。 エルチロル農園では、ブルボン、カツーラ、パカマラ等の様々な品種のコーヒーを栽培していますが、今回ご紹介するのはこの農園で栽培されているブルボン種の特別なロットになります。 クリーンカップで華やかな印象のコーヒーです。 |
収穫したチェリーを持ち込む |
農園で昼食 |
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森と霧に囲まれたコバン地区、アルタベラパス。 1年中雨期?というほど、雨が多い場所です。 適度の雨はコーヒーの生育にとっては欠かせませんが、適量以上は精製に支障を来します。 これまで、コバン地区のコーヒーは雨が多いため、カビ臭いコーヒーといわれることが多かったのですが、このチロル農園は逆に、徹底した品質管理を行い、上質なコーヒーを作り出しました。他の地域とはまったく異なったボディーと風味は一見の価値があります。 ライトボディなスウィートフルーツが冷めるにしたがって、コクのあるミルクチョコレートへ移行していきます。コーヒーチェリー自体の甘さとトロピカルフルーツのコンビネーションが体感できます。 クリーンカップなので後味はとてもすっきりとしていて、爽やかさがあります。 |
グァテマラ コバン地区の名門、エルチロル農園 上質コーヒーへの思い入れは尊敬に値いたします。 2 年ぶりに日本へ入荷、 ジューシーとスパイシーバランスをお楽しみください 鑑定士ホセ・バディジャ氏はCOE上位入賞スコアとなる87..25 と鑑定 同国のバリスタもチロルを指定する程。 |
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