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【生産国】 マラウィ
【産出地域】 北部州ムジンバ
南東部ムセセ村
【木の品種 ゲイシャ、カチモール
【農園名 ムズズ(MZUZU)
生産者協同組合
【精製方法】
フルウォッシュド
100%天日乾燥
【その他】 標高1200m〜1800m
日陰栽培
マラウィの国旗 〜Malawi〜
マラウイ(ムセセ)

(200g) (500g) (1s)
¥1000
(税込)
¥2,450
 
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アフリカの地図 マラウイ共和国と言う国をご存知ですか?

マラウィ共和国はアフリカ南東部の内陸地、グレートアフリカンリフトバレーにあって、国境東部と北部はタンザニア、南西部はモザンビーク、西部はザンビアに隣接しています。

マラウィ湖は、全長648キロもある巨大湖で、標高450メートルの位置にあります。マラウィの国自体が標高900-1220メートルの高原にあります。北部のニカ高原は標高2440メートル、ムランへ山3050メートル、ゾンバ山2135メートル。南部のシレ高原は低く、標高610-900メートル。

(リフトバレー)
地球の地殻がマグマ上昇で盛り上がり、引裂かれて出来る陸地上の谷。アフリカ大陸東部を南北に走る大地溝帯、アイスランドの地溝帯が有名。


マラウィにコーヒーが伝わったのはイギリスの保護領下、ニヤサランドの時代の1930年代。
北マラウィに宣教師がコーヒーを持ち込みました。
宣教師はコーヒーの種子を農民に売り、農民はパーチメントを宣教師に売っていました。
フィリルアコーヒーはマラウィの北部で栽培されます。
「フィリルア」という言葉は、現地のトゥンブカ語で「山の花」という意味です。
このコーヒーの特徴である花のような香りからネーミングされています。
農園というものはなく、4000近くの小農家たちが、必要最低限の農薬を使用して栽培しています。
開花は10月から始まり、チェリーは4月頃に熟します。
収穫は5月から10月の間に行われます。
収穫高は年間約200トン程度です。

マラウィ北部は高品質なコーヒーを生産するにはもってこいの気候条件を備えています。1983年以来20年以上に亘って、最高気温は11月の21.9度、最低気温は6月の9.9度を保っています。
年間降雨量は1500-2000ミリで、厚い雲に覆われた11月から7月までの雨季にチェリーがじっくり熟されていきます。






ゲイシャ種のコーヒーの木 フィリルアコーヒーは、ゲイシャ種100%。現時点では、マラウィだけがゲイシャ種を商業ベースで栽培しているといえるでしょう。
ゲイシャの起源は古く、エチオピアからと言われています。
1950年、コーヒーの木にフサリウム菌(収穫量を減少と品質の低下をもたらす菌)が蔓延しました。
この危機を脱するために、フサリウム菌に抵抗力の強いゲイシャが、マラウィのムズズ地区に持ち込まれました。
しかしながら、
ゲイシャはカツーラ、カツアイ、カチモールなど品種に比べて生産性がかなり低いため、マラウィ以外の国ではほとんど採用されなかったのです。

日陰栽培の木(グラヴィエラ) ゲイシャは他の品種に比べて以下の点が異なっています。
1) 細身で薄い葉
2) 枝と枝の距離が長い
3) チェリーが小粒
4) 他のアラビカ種に比べカフェインが少ない
5) ピュアでオリジナルな品種。人工的に交配させたハイブリッドではない。

●日陰栽培
グラヴィエラという木を利用して、100%日陰栽培をしています。グラヴィエラの木はプランテーション内に微気候をもたらし、土壌を侵食から防ぎ、さらに有機成分を供給してくれます。

パルピングマシーン ●精製方法
本来コーヒーの持つ特徴を引き出す水洗式。
手摘みされた完熟チェリーのみパルピングマシーンで皮むきをしています。



近代的な設備による果肉除去はしていません。果肉除去された豆は発酵タンクに入れられ、24−36 時間かけて、ミューシュレージを取り除きます。
コーヒーの発酵タンク



天日干しの棚 ●天日干し
この段階では、ウェットパーチメントは57%の含水率があります。これを12%まで下げるために、地上約80 センチのところ作られた干し床(ドライベッド)にパーチメントを広げて8-10 日間かげて干します。
このやり方は非常に通気性がよく、満遍なく含水率を下げてくれます。
工場内でのハンドピックの光景 ●仕上げ
ドライパーチメントは脱穀され、スクリーニング、グレーディング、手選別の作業を経て、輸出準備されます。
全ての作業工程において、妥協することなく、徹底した品質管理を心がけています。



●テイストの違い
カップクオリティーは優れていて、ほのかな花の香りと柑橘系の風味が特徴。
丸みのある、水々しい甘さのフルボディ。
新しい皮、杉、レモン、マンゴ、チョコレートなど、移り変わるアロマの複雑さは素晴らしい。

ゲイシャのカップクオリティーは、独特な柔らかい酸味、コクのあるボディ、そして最も際立つ特徴は、花やハーブの香りです
クリーンですっきりした後味、花の香りとオレンジフレーバーは何者にも変えがたいテイストです。大事に守りたいものです。
工場内でのハンドピックの光景





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