フクモト珈琲：メキシコ(オーロラ農園)

古代から、マヤ文明など高度な文明で栄えた歴史を持つメキシコは１６世紀のアステカ文明の時代に、スペイン人によって征服されました。

コーヒーの樹は植民地時代にスペイン人によって移植され、世界第６位の生産国にまで発展しました。

メキシコのコーヒー産地は、メキシコ湾のべラクルース州、太平洋側中南部のオアハカ州、グアテマラ国境沿いのチアパス州、大きくこの３つに分けることができます。

それぞれの地理や天候などの環境がそれぞれの味覚特性を作り出します。

一般的にはオアハカ州産は個性豊かな味わいのコーヒーが産出されます。

オアハカでのコーヒー栽培は、１８７０年代に始まりました。

この地域の優れた気候特徴は年間を通じて温暖で高い湿度を保つことです。

また湧き水も湧いており、水洗処理をする際に使われていたりします。オーロラ農園はオアハカ州太平洋岸の町フアツルコにあります。

フアツルコとは原住民が話すサポテコ語｢木が祀られた場所｣を意味し、海から離れるとその地域の偉大な加護によって描かれた場所であることをすぐに実感できるような場所です。

美しい海岸近くにあるフアツルコは、メキシコでも極めて特徴的な品質を生む地域のひとつとされるプルマヒダルゴ地域にあります。

コパリータ川周辺の肥沃な土壌ろ豊かな環境、自然を利用したシェードツリーと最小限に農薬使用で育てられたコーヒーを完熟果実だけを人手で、より選択的に収穫し注意深く水洗処理が行われたのちに天日乾燥して仕上げることで上品なアロマ、チョコレートのような甘さと香りがあり、冷めても透明感が持続します。

何杯でも飲んでしまう口当たりの優しいコーヒーです。